光通信用超薄型波長板

波長板
矢印は軸方位(厚さ15µm)
  • Cバンド、Lバンド対応波長板です。 水晶板に比べ遜色のない挿入損失を持ち、1枚の素子の上に複数の方位を持たせることができます。
  • デジタルコヒーレントシステムの光トランシーバ、光変調器、 受信器、WSS (Wavelength Selective Switch)において、コンパクトで自由な偏波制御が実現できます。
  • 厚さ20ミクロン以下の超薄型波長板も実現可能です。PLC (Planar Lightwave Circuit)の溝に挿入してお使い頂けます。
  • 空間ビーム光学系、平面光回路ともに、小型化、高集積化に威力を発揮します。
  • お客様の欲しい偏波の分布を自由にデザインすることが可能です。

多並列

集積偏光素子
近距離に隣接した光ビームを個別に偏波制御できます。 PLC端面への貼り付け、近接した導波路ごとに偏波制御が可能です。 一つのビーム内の偏波を自由に制御できます。 お客様のご要望に合わせた領域分割が可能です。
(⇒ カスタマイズのページへ)

超薄型

超薄型素子
波長板として機能する多層膜の厚さは数ミクロンです。 標準は0.5mm,もしくは1mmの厚さの基板を用いますが 基板を研磨することで水晶板では実現できない 厚さ20ミクロン以下の超薄型素子を実現可能です。 強度は同じ厚さのガラスの板と同程度です。PLCに切った溝へ低い回折損失で挿入可能です。ポリイミド波長板では実現できない高集積化が実現可能です。

高い透過率

透過率波長依存性
C-band, L-bandともに高い透過率を有します。

高信頼性

酸化シリコンと酸化ニオブの多層膜で構成されます。 耐熱性も高く400℃でも変化ありません。 Telcordia GR-468に準拠しています。

領域分割

領域分割素子
可視波長用と同様に1枚の基板上の任意の領域に任意の方位の波長板を実現できます。
(⇒ 自己クローニング技術のページへ)
非有効領域ゼロの完璧な領域分割素子が実現できます。
お客様のご要望に合わせた領域分割が可能です。
(⇒ カスタマイズのページへ)

トゥルーゼロオーダ

位相差の入射角依存性 透過率の入射角依存性
多層膜の厚さのみで波長板の機能を実現しています。
真のゼロ次の波長板です。±10度入射でも誤差1%以下の優れた入射角依存性を持ちます。

量産対応

Waveplate for digital coherent optical telecommunication systems
国内の生産拠点として自社工場と協力工場の合わせて2か所あります。 安定した生産体制を維持しています。

RoHS対応

RoHs指令に準拠しています。

仕様

有効領域、軸方位、外形のカスタマイズをお受けいたします。
仕様は予告なく変更されることがあります。ご留意ください。
光通信用超薄型波長板
挿入損失@1550nm : < 0.1dB
透過率リップル@1520-1570nm : < 0.1dB (max-min)
位相差@1520-1570nm : 90 deg. もしくは 180 deg. (± 9 deg.)
入射角Normal ± 10deg.
有効領域、外形サイズ---
厚さ<20µm
欠陥仕様<⌀300µm
材料Nb2O5/SiO2(multi layer) Silica(substrate)

FAQ

位相差の仕様は
標準でλ/2±λ/40です。
より高精度の仕様も対応可能です。
ARは
可能です。フォトニック結晶多層膜の基板側、空気側の部分にARの機能を持たせています。
対空気。対接着剤どちらも可能です。
裏面ARは
可能です。
表面を触っても大丈夫か。
綿棒などで優しく拭く程度であれば問題ありません。
通常の光学多層膜フィルタと同様の扱い方をしてください。
耐熱温度は
400°C以上です。
耐光性は
10mW/100ミクロン^2 以上です(参考値)
最小の領域サイズは
数ミクロン角も可能です。
洗浄方法は
有機溶剤による洗浄。超音波洗浄も可能です。硫酸+過酸化水素水の洗浄にも耐えられます。
入射角は
垂直から10度ずれた際の位相差の誤差は1%程度です。
波長帯域は
C-L帯ともに対応可能です。
位相差と波長の関係は
位相差と波長の関係をグラフに示します。(シミュレーション結果)
位相差の波長依存性
厚さは
標準0.5 mmもしくは1mmです。基板研磨により厚さ20μm以下も可能です。
大きさは
最大Φ30mmです。
外形は
矩形が標準です。
各領域の境界は
境界部分の有効に機能しない領域はほぼありません。