軸対称偏光変換素子 SWPシリーズ

軸対称偏光変換素子
光路に入れるだけで軸対称偏光を実現できます。
方位が12領域に分割された波長板です。
直線偏光を放射状(ラジアル)もしくは同心円状(アジマス)の 偏光に変換します。
光路に挿入するだけで簡単に軸対称偏光が実現できます。
高い透過率によりほぼ100%の変換効率です。
光ピンセット、レーザ加工などで効果を発揮します。

構成

図1 図2
軸方位が15度ずつ異なる½波長板が1枚の石英板上に 作製されています。
当社独自のフォトニック結晶技術により、波長板として機能するサブミクロンの周期構造が基板上に 形成されています。
(⇒ 自己クローニング技術のページへ)
それぞれの領域は通常の1/2波長板として、入射偏光方向に応じて 偏光方向が変換されます。

使い方

図3
素子の方位に合わせて直線偏光を入射するだけで、
軸対称偏光が生成されます。
素子を90度回転することにより、
放射状偏光と同心円状偏光を切り替えることができます。

動作波長

355, 405, 532, 808, 1064nm のいずれかをお選びいただきます。
それ以外の波長についてもカスタム対応可能です。

サイズ

有効径7mmが標準です。 それ以外のサイズについてもカスタム対応可能です。
(⇒ カスタマイズのページへ)

完璧な境界

境界部分の非有効領域はほとんどありません。

仕様

   
中心波長 355nm,405nm,532nm,808nm,1064nmのいずれか
透過率 95%以上
位相差 λ/4 もしくは λ/2 ±λ/40
入射角 垂直±10度
有効領域 Φ7mm角
欠陥仕様 Φ0.3mm以上なきこと
ホルダー外形  Ø 25.4 mm
動作波長、位相差、有効領域、外形のカスタマイズお受けいたします。
仕様は予告なく変更されることがあります。ご留意ください。

FAQ

SWPは何の略
“Segmented Wave Plate”の頭文字です。
位相差の仕様は
λ/2±λ/40です。 これは直線偏光を入射した際、99%以上が正しく変換されることを意味します。
裏面ARは
標準でコーティングされています。
表面を触っても大丈夫か。
綿棒などで優しく拭く程度であれば問題ありません。
通常の光学多層膜フィルタと同様の扱い方をしてください。
アセトン、IPA、エタノールといった
耐熱温度は
400℃以上です。
入射角は
垂直から10度ずれた際の位相差の誤差は1%程度です。
波長帯域は
波長400nm以上はほぼ透過します。ただし位相差は特定の波長
入射偏光方向との位置合わせについて
素子を挟んで偏光子をクロス二コル配置にします。入射偏光と軸方位が同じか90度異なる領域のみに入射し、透過率が最も低く(消光比が最も高く)なるように素子の角度を調整します。
その状態で入射側偏光子の方位と素子の軸方位が並行もしくは垂直になります。
もっと分割数は
可能です。カスタマイズについて
各領域の境界は
境界部分の有効に機能しない領域はほぼありません。
SEM写真
中心の光はどうなるか。
構造は波長以下のサイズまで完全に作りこまれています。
理想的には中心部分ではすべての偏光成分が打ち消しあい、強度がゼロになります。