音場/音響効果の高速度イメージング
音によって生じる媒質中の屈折率(位相)変化を本システムで高速撮影することにより、音の空間伝播形状を可視化・計測できます。
- 音の相対的な音圧値を示す、位相分布の可視化が可能
- 撮影距離を7mまで拡張することで、装置による音場影響を回避した計測が可能
- 1台のカメラで様々な周波数帯の音を記録し、周波数を選択的に再生することが可能
- 音場に特化した解析アルゴリズムによって音場再生を超高感度で実現
従来のマイクロ本やレーザ変位計などの音圧測定装置を用いた点計測に対して、偏光高速度カメラを適用することで二次元計測に拡張しました。またシュリーレン光学系では難しかった定量計測を実現することで、急峻な変化がない音場においても可視化が可能になっています。さらに最短露光時間1μ秒未満の性能が、340m/sで空気中を伝播する音場をぶれなく撮影することを可能にしています。
カスタネット打音の可視化(撮影速度100,000枚/秒)
早稲田大学理工学術院 及川研究室との共同研究成果
その他の計測事例
[ロウソクの燃焼過程]
シュリーレンでは計測困難な微小な密度変化も定量化可能
[着火・爆発後の圧力分布]
定量的かつ動的2次元なガスの疎密測定・エンジン開発に有効
[トレーサ不要の流動計測]
透明なガス流動をトレーサを使わずに圧力疎密から可視化
[ナノ振動モード形状計測]
薄膜や光学レンズの表面形状をナノオーダーの精密さで計測
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